徒然茜

イナズマイレブン等について不定期で更新するブログです。

【メガトン級ムサシ】第4話「猫作戦」感想

こんにちは。それでは今回も感想を書いていきます。先週は3週間分の感想を書き直していたので、最近毎日この作業をしていることになりますね。我ながらどうしてこんなに熱心にやってんだ…

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・野良猫を愛でる雨宮改めケモ宮。今回は予告通り彼が主人公です。

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猫を抱えているだけで女子高生に後ろ指をさされる雨宮に悲しき現在…本人は全く意に介していないですがね。

そこに校則違反を咎めるべくアサナ早乙女が登場。さらに早乙女をからかいに霧島もやってきます。この二人はもう完全にセットですね。操縦士になる流れは予想がつかないですが、2人で1機のパイロットになるであろうことは想像に難くないです。

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前話からちょくちょくこのようなキャラ同士の絡みが出てくるようになりましたね。全然人間関係が広がらない大和にも早く接触してほしいです。

 

・輝の一家団欒シーン。誠実な父に優しい母、そして優秀な息子。しかしそれは記憶操作とマッチングで生み出された偽りの家族で、輝だけがこの虚構も実の家族を亡くしたことも知っているという…なかなか悲惨ですね。

彼の背景を踏まえると、2話のパイロットが死亡した際の記憶処理についての話に重みを感じます。

 

・今週のポンコツタイム。いまのところ毎週ありますが、今後もぜひ続けてほしいですねえ。個人的にこれが地味に楽しみなんですよね。

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気付かれているのに側近に唆されて暗殺を仕掛ける→つまづいて転ぶ→抱きかかえられて恥ずかしくなり逃げる の流れは頭悪すぎてもはや愛おしい。しかも愛用のナイフ落としてるし。というか側近はアーシェムを破滅させる気か?前話から指示がめちゃくちゃです。

今回は軽めの暗殺未遂で終わり…かと思いきや、ナズェミテルンデス!!な人が背後に。f:id:malta0909:20211023011959j:plain

隠を使いこなして大和に近づくお邪魔虫を監視する西野。こっちの方がポンコツお姫様よりよっぽど暗殺者に向いてますよ。

それにしても画像右の西野の表情、心を無にして気配を消している顔なのか浮気のショックで脳が破壊された顔なのか判断に迷いますね。多分前者でしょうけど。

 

・再び雨宮。野良猫を追いかけて、オブリビオンベイの研究所に入り込んでしまいます。その様子をカメラで見ているマッドな雰囲気の博士。ローグの開発を行っており、雨宮の義父として、才能ある彼を本人の意向を無視してパイロットに仕立て上げたいようです。

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博士は、猫の行動を操作して雨宮をコックピットに誘導します。彼は雨宮を乗せたまま無理やりローグを発進させ、ドラクターと戦わせるべく戦場へ送ります。もうこの時点でゲロ以下のにおいがプンプンしますが、果たしてその悪質さはどれほどのものか…

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・神崎=アーシェムに呼び出された大和。先日の告白についてはっきりさせます。

大「俺さ、恋愛とかそういうのやってる場合じゃないんだ(超絶ドヤ顔)」

神「え?あぁはい、それは、そういう設定で…」

大和・・・(´;ω;`)ブワッ 仕方ないとはいえ、完全に空回りしてます。

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その後、アーシェムに聞かれて現状についてぼかしながら話す大和。以前は気持ちの行き場が無く荒れていたということは、不良を始めたのは侵略を受け記憶消去されてからで確定ですね。また記憶操作の弊害が出てしまいましたが、この技術とそれを扱う組織の信用がますます落ちてます。

「どでかい敵をぶっ倒すことが俺の生きる道なんだ」と語る大和の顔がヤバい。復讐心の強さは尋常ではないですが、このままで主人公として大丈夫なのか。それを聞いて複雑な思いを抱えるアーシェム。実は彼女は穏健派であり、地球人との和平の道を探そうとして女王と対立していました。

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和平を望んでいながら大和を殺害しようとしているのは、それによって女王に認められ発言権を増すためなんですかね?どちらにせよ大和を殺すことは確定事項らしいですが、この発言を聞いて考えは変わるのか。

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・強制的に戦場へ移動させられた雨宮。博士の奮起させようとする声を無視して離脱を試みますが、それは封じられていました。

雨宮はかわいそうですが、それはそれとして新ローグ:アーサーはめちゃくちゃ格好いいです。前回の予告では下半身が見えなかったのですが、ケンタウロス型のロボットなんですね。頭部の装飾に加えて、大きな片手剣と円形の盾を装備するところも剣闘士風でいかしています。ムサシもなかなか好きですが、個人的にはそれを軽々と上回ってきましたね。

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ガンジーよろしく非暴力を貫くアーサーが敵に攻撃される中、衝撃で猫が死亡してしまいます。「お前たち(博士たち)のせいで僕の友達が死んだ!」と激怒する雨宮。もうこれ闇堕ちしそうな勢いなんですが…この場で人間に愛想をつかして襲撃を始めても違和感ゼロですよ。

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それに対して、「お前が戦わないせいで猫は死んだ」→「お前にしか救えない命がある」の論点ずらしコンボで雨宮を追い込む博士。この博士、本当に狂ってますね。一応息子として愛しているはずですが、にも関わらずこの鬼畜ぶりとは、まともじゃないです。

 

博士と雨宮の回想シーン。ドラクターの威嚇攻撃で都市が崩壊し、博士の家族も死亡した中、必死の救護で息を吹き返した少年時代の雨宮。博士は彼に生きる希望を見出しました。

この事件の後、雨宮には、念動力をはじめとする超能力が覚醒していました。博士はこれを人類の進化と捉え、同様に能力に覚醒した子供たちを集め実験を開始しました。特に雨宮の能力は非常に強力で、巨大な脳腫瘍を一瞬で取り除くほどの力を持っていました。博士は徐々にその力に心酔し、狂気を帯びていくことに…

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最初は博士も善良な医師に過ぎなかったんですね。家族を喪った悲しみ、異星人の侵略に対する危機感、その中で見出した雨宮というあまりにも大きな希望によって人格が歪んでしまいました。おかしくなっていることは確かですが、彼も人類のためという善意で動いているんですね。

それにしても、雨宮の設定は完全に主人公のそれですね。なんと超能力者だったとは。正直この設定の強さに勝てるやつが今後出てくる気がしないんですが…

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とうとう戦うことを決意した雨宮は、猫を殺された怒りをドラクターに存分にぶつけます。4本脚で駆け回り、被弾することなく敵をバッタバッタとなぎ倒していく圧倒的な強さ、そして複数人で乗ることが前提のメガトン級の機体を一人で操縦する技量など、超能力の影響もあり大和たちよりもかなり上をいっているようです。やっぱりこいつが主人公じゃないか。

 

・南さんは会議の場で今回の非人道的な作戦を糾弾します。正直なところ、記憶操作をしまくっているお前が言うな感がすごいと思っていたら、博士にもまさにその点を反論され言葉に詰まってしまいました。情けない… その流れで、博士の所属する医療部にもローグ部隊が新設されることに決定されます。オブリビオンベイも一枚岩ではないようです。この議長、ギュエールに似てますね。

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・傷心の雨宮は、野良猫を見ても博士の手先か疑うようになってしまいました。それでも、猫たちを守るために戦いを続けることを選びます。今回は本当に災難だった…

 

・大和はまたもや呼び出し。今回は担任の先生です。前回から示唆されている通り、彼もまた暗殺者のひとりな訳ですが、獲物の横取りを嫌うアーシェムがそれとなく大和を逃がします。結局殺す決意は揺らいでないみたいです。

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邪魔をされ怒った先生はアーシェムに襲い掛かりますが、駆け付けた側近・サーザントのパラライズ弾に返り討ちにされました。姫の危機には流石に有能ですね。というかその武器をアーシェムに1個渡しておけば、大和なんぞ容易く殺せるのに…まぁそれを言うのは無粋というものでしょう。

そして先生の身体はサーザントが操ることになりました。憑依した抜け殻の本体を守る仕事は放棄しちゃっていいんですか?

 

 

猫作戦というアホみたいなサブタイに反して、想像以上に重い要素満載の話でしたね。まさか猫作戦(マッドサイエンティスト目線)とはこのリハクの目をもってしても… 前回みたいなギャグ強めより、今回のシリアス路線の方が面白く感じました。

今回で個人的に良かった点は、南さんと博士、双方の行いが非人道的であると指摘されている点でした。倫理観がおかしいキャラが作品に登場すること自体は全く問題ないですが、そのおかしさを制作側が認識していなければ話は別ですからね。脚本が脚本なので今まで不安でしたが、とりあえず安心しました。

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次回はとうとう霧島回。ですが早乙女はいないみたいですね。そして予告では大和も含む多くのキャラ同士の絡みが。さらにムサシとアーサーの共闘も?物語はこれから加速度的に発展していきそうで今後も楽しみです。

次回感想

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