【メガトン級ムサシ】第8話「天敵」感想
結構遅れましたが、今回の感想を書いていきます。
先生に憑依したサーザントを呼び出した大和と神崎。大和はバットで殴りかかりますが、サーザント相手には劣勢に。怒った大和は、雨宮と同様のサイコライズ能力に覚醒し、逆にサーザントを圧倒します。まさか大和も超能力者だったとは驚きですね。雨宮のいた研究所には他にも複数の能力者がいましたが、彼らが今後出てくることはあるのでしょうか。
苦戦しているサーザントを助けるため、アーシェムが神崎に憑依して戦いを中断させます。大和も援軍に龍吾と輝を呼び、戦況が膠着したところで、アーシェムは地球人とドラクターの和解を申しでます。しかし当然というべきか、大和たちは激昂し、アーシェムたちは憑依した肉体から離脱。さすがに地球人の９割以上を殺しておいて「過ぎ去った時間は戻すことができませんがこれからの過ちは止められます」は都合のいい言い分だと言わざるをえない。これまでに犯した過ちだけで十分すぎるほどの重さがあることを理解してないんですかね。
翌日の学校では、一連の争いを目撃した西野が不眠症になっていました。２人の宇宙人からの憑依からようやく解放された先生は、バットで殴られた腕を吊りながら元気そうにしていました。この人も知らないところで苦労してますね…
パイロットに採用された早乙女と霧島は、どちらが上かをめぐっていつものように口喧嘩。大和たちが涙ぐましい嘘までついて秘密厳守していたというのに、こいつらは学校の廊下で堂々とパイロットの話しちゃってますけど…絶対ダメでしょ。
隠れ家がオンボロホテル→倉庫の片隅にランクダウンしてしまったうえに和平も上手くいかない宇宙人２人は、なかなかどん詰まりな状況です。まぁその原因のひとつは大和を暗殺しようとしたことなのですが。それでも鋼の意思で和平を押し通そうとするアーシェムに、サーザントは付き従う決意を再確認します。
一方、アーシェムのことを邪魔に思う女王は、イクシアごと彼女を殺そうと考え、女王のお墨付きの秘密兵器を使って攻撃を仕掛けることになってしまいました。ちなみに、ここの回想シーンでロリアーシェムが登場するのですが、cv黒沢ともよのロリキャラということでFE風花雪月のソティスを思い起こさせる感じでしたね。
大和と神崎が付き合っているのではないかという(見当はずれの)疑念を抱いた西野は、大和の家を訪れ昨晩の出来事について聞きますが、大和の適当な言い訳に簡単にあしらわれてしまいました。最近の西野は不憫を超えて空気の領域に到達してしまっている気がしますね。ぶっちゃけ今回の感想を書くまで名前を忘れてしまってました。
龍吾の家庭シーンでは、今まで何度も言及されてきた母ちゃんがようやく登場し、息子に夫の形見をお守りとして渡しました。いい母親ですが、問題は彼女が本当の母親か不明なところなんですよね…この家庭が偽りのものだったら、お守りのエピソードも植え付けられたものになるなんて悪趣味が過ぎる。龍吾は記憶を戻さないほうが絶対に幸せだと思います。
オブリビオンベイでは、新入りの芥川は南さんが舌を巻くほどの演算能力、金田一はデュークを超えるほどのメカニック能力で大活躍していました。こいつら(特に芥川)はもう学校に行く必要ないんじゃないですかねぇ。金田一の研究により、ムサシもアーサーのように１人で動かせるようになる可能性が浮上したようですが、これは覚醒した大和が乗るフラグでしょうね。そうなると龍吾と輝がどうなるか気になるところです。一方、マキシマスは機動力を活かすために２人乗り継続とのこと。しかし、マルチターゲットミサイルを撃つイメージしかないせいで機動力といわれてもピンとこないですね。あのミサイルさえあれば他に何もいらないと思いますが。
敵の襲撃を受け、今回は霧島と早乙女がマキシマスに搭乗します。マキシマスは２人のパイロットの連携によって高機動力を実現できる機体でした。普段いがみ合っている２人ですが、操縦しているときは意外にもあっさりと完璧な連携を成功させ、ムサシ・アーサーに先駆けて戦場で活躍します。少しくらい苦労する描写があるのではないかと考えていたので拍子抜けですが、実戦でそんなことをしている余裕はないから仕方ない。
必殺技の「コロシアム 怒髪天ラッシュ」は、なかなか突っ込みどころしかない技ですね。わざわざ杭を投下してやることがそれなのか？と思わずにはいられないです。
それにしても、マキシマスの強みが機動力と対多数兵器、アーサーの強みが４足機動とサイコライズときて、ムサシ特有の強みがいまいちわからないですね。拡張性の高さがウリの機体なんですかね？ただの器用貧乏だったら悲しすぎます。
そんなこんなでいつものように調子よく敵を撃破していると、ドラクターは例の秘密兵器を投入してきました。今までの融合体とは一味違う雰囲気にのまれる一同と、「まさか…」と知っているような反応を見せる南さん。おそらく母星にいたころに聞いたことがあるのでしょう。
さっそくマルチターゲットミサイルを発射する霧島。しかしなんということでしょう。先週あれほど華々しいデビューを飾ったミサイルが、敵にかすり傷も与えることができず、かませ技に成り下がってしまいました。イナイレのキーパー技じゃないんだから、もう少し賞味期限が保ってくれてもよかったのに… 続いてムサシがデフュージョンブラスターを放つも、こちらも簡単に弾かれてしまいました。まさかこれまで幾度となく活躍してきたブラスターまでかませと化すとは… この技二つが通じない時点でローグの勝ち目が全く見えず、絶望感が漂うところで来週に続く。
今回は、初めて戦闘が回をまたぐことになりましたね。戦闘が単調にならないように工夫しているのが感じられてとても良いと思います。戦力も増えて若干楽勝ムードがあったところに、強敵との闘いとの引きとは、先が気になる粋なことをしてくれますね。来週どうやって解決するのか分かりませんが、サイコライズ能力が鍵になりそうな気がします。
